不妊症の検査 1

基礎体温
グラフ上の低いところでギザギザしているのが低温相、高いところでギザギザしているのが高温相と考えてよいと思います。
最終低温相から基礎体温上昇期の約3日間で排卵が起きます。低温相と高温相の温度差は、0.3度以上が正常と言われています。高温相が10日以上持続しない時は、黄体機能不全の疑いがあります。
黄体機能不全:胚が子宮内膜に着床しにくくなります。また妊 娠の継続が困難になることがあります。
フーナーテスト
(性交後試験)
排卵日頃に性交し、頸管粘液中にどれだけの精子が進入したかをみる検査です。不動精子が大部分を占める場合、抗精子抗体の存在を疑います。
頚骨粘液テスト 排卵日近くになると、子宮頸管が水様透明な液(頸管粘液)で満たされます。
頸管粘液は、精子が遡上するのを助けます。
この頸管粘液が、良好な状態にあるかをみる検査です。
子宮卵管造影 子宮膜の肥厚がない月経直後に行うX線検査です。子宮頸管の入り口から造影剤を注入し、子宮腔や卵管の形をみます。卵管の通過性、卵管采周囲癒着の程度を知ることができます。
経腔超音波診断 子宮や卵巣の状態をほぼ毎回エコーで見ます。
子宮筋腫や子宮腺筋症、卵巣嚢腫などが診断できます。
また、卵胞の発育程度を知ることができ、排卵日も正しく推定できます。
精液検査 良好な精液を得るために、禁欲をしすぎてもいけませんが、検査前約4日間の禁欲期間が必要です。精液量、精子濃度、運動率、形態などを調べます。
精液の性状はたいへん変動が大きく、1回の検査では判断が出来ません。
★無精子の場合
精巣精子回収法(TESE)または精巣上体精子回収法(MESA)の手術を受けることができます。
精子機能検査 精液検査では精液や精子の性状を把握することは出来ますが、精子の機能そのものを知ることは出来ません。当院では精子機能(受精能力、運動能力など)検査として、サバイバルテスト、精子膨化試験、アクリジン染色、トリプルステイン染色等を実施しています。